なめこはスーパーで一年通して流通している食材。天然なめこの旬は10~12月。天然なめこは流通量がすくなく希少ですが、出会えた時にはぜひ食べてみたいですね!なめこは、お味噌汁、大根おろしあえ、和え物などいろいろな料理に活用できます。その中でも、時短で簡単にできておいしい豆腐のなめこあんかけの作り方をご紹介します。出来立てのアツアツもおいしいですし、夏は冷やしてもおいしくいただけます。
なめことは
なめこは、モエギダケ科スギタケ科ののキノコのこと。天然のものは、ブナの木などにはえています。なめこは1年中栽培され流通しています。しかし、天然のものは秋・冬が旬です。通年販売されているなめこは、おがくずなどで菌床栽培によるものです。
天然なめこは流通量も少なく、入手できる機会は多くありません。天然なめこに出会った際は、迷わず購入されることをおすすめします。天然なめこに近いのが、「原木なめこ」。原木なめこは、原木になめこの菌を打ち込んで栽培する方法です。山の中で栽培されるため、天然なめこに近い食感や味わいがあります。
なめこの主な生産地は、新潟県、山形県、長野県、福島県、北海道など。トツプ3で約6割を占めています。山形県の南蛮なめこ、生産地ごとに郷土料理や色々な食べ方があります。
なめこの選び方
株とりなめこの選び方です。購入時に迷わないための選び方のポイントです。
全体的にツヤがあり、肉厚なもの。
大きさがなるべくそろっているもの。
なめこの保存方法、賞味期限
購入したなめこの保存方法や日持ちはどれくらいなのでしょうか?調べてみたところ、長くはないものでした。購入したらなるべく早くに使いきると覚えておいた方がよさそうですね!
株つきなめこ
未開封:購入日から3日以内
開封後:購入日から3日以内
真空パックタイプ
未開封:1週間ほど
開封後:3日以内
すぐに使わない場合は、真空パックタイプ、すぐに使うように株とりなめこを選ぶといいですね。
冷蔵・チルドルームで保存
保存は、冷蔵庫・チルドルームがお勧めです。野菜室より温度の低い冷蔵庫・チルドルームが長持ちします。
冷凍保存
他のきのこ類と同様に冷凍庫保存ができます。真空パックタイプ、株とりなめこ、ともに冷凍可能です。冷凍することで味や風味がそこなわれることはありません。真空パックは袋ごと冷凍可能。株つきなめこは、石づきを取ってから冷凍保存しましょう。冷凍なめこは、約1ヶ月を目安に使いきりましょう。
冷凍したなめこの使い方は、解凍して必ず火を通してからつかてください。株つきなめこはおがくずが残っていることもあるので、軽く水洗いをおすすめします。保存期間が短いなめこも冷凍保存することで、出番が増えそうですね。
なめこの栄養
ぬめりが特徴的ななめこですが、このぬめりはムチンという成分によるもの。ムチンは長芋、オクラ、モロヘイヤ、納豆にも含まれています。高級食材のツバメの巣にも含まれています。ムチンは、粘膜を保護する作用があるといわれています。
なめこは生で食べると食中毒になることもあるので、必ず火を通してから食べてくださいね!
株とりなめこのワンポイント
通常きのこ類は水洗いしませんが石づきをとった株とりなめこは、おがくずが残りやすいのでザルにいれさっと水洗いすることをおすすめします。洗いすぎると、ぬめりや旨みがなくなるので注意してくださいね。
豆腐のなめこあんの作り方
材料
絹ごし豆腐 1丁(300g)
株とりなめこ 1株
Aしょうゆ 大さじ1.5~2
Aみりん 大さじ2
A水 50ml
かつおぶし お好みで5~10g
作り方
①なめこは石づきを取りさっと水洗いし、好みの大きさにカットする。そのままでもOK
絹ごし豆腐は3㎝くらいに切る
②小鍋に、なめことAをいれて中火にかける。煮たったら絹ごし豆腐をいれて
3分ほど弱火で煮る。豆腐に火がとおったらできあがり
しょうゆとみりんの代わりにだししょうゆや麺つゆでも簡単にできます。お好みで、おろししょうが、七味をいれると風味が豊かになり、こちらもまたおいしいくなります!刻み葱を載せると彩りがよくなります。
豆腐のなめこあんかけ アレンジ例
アレンジ①卵とうどんをプラスして1品料理に
最後の手順で卵を割り入れて加熱すると、豆腐と卵のなめこあんかけになります。温かいうどん・そばにのせると食欲がないときでもいただくことができます。また、夜食にもおすすめです
アレンジ②ゴマ油とキムチをプラスして食欲UP
最後の手順で、お好みのキムチを入れて、ゴマ油を回しいれると風味がアップします。ごはんによそってどんぶりにしてもいいですね。ゴマ油の香りが食欲を誘います。
まとめ
あと一品ほしいときに5分でできて、小腹がすいたら夜食にもなる低カロリーの豆腐のなめこあんかけ。体を芯からあたためて風邪をよせつけないようにしましょうね!
コメント