9~1月は栗の季節。秋の味覚がたくさんある中でも、生栗は特にシーズン中にしか出会うことができません。この時期に、思う存分栗料理を楽しみたいですね!栗を使った料理、スイーツといえば色々あります。例えば、栗ごはん、栗おこわ、甘露煮、栗の渋皮煮、天津甘栗、ポン栗、マロングラッセ、栗きんとん、モンブランなど、いろいろな栗の料理がありますね。
家庭でつくるとなると、なるべく簡単で手間がかかからない栗レシピが良いですよね。栗の栄養を考えることはあまりありませんが、せっかく旬の栗なので栄養を知ってから食べるとより美味しさもアップすると思いませんか?まずは栗の栄養はどんなものでしょうか?最後に、簡単に作れる栗ごはんレシピをご紹介しますね。
栗の栄養
日本の栗と中国の栗とで栄養価は異なってきます。今回は日本の栗に限定してお伝えしますね。
栗100g当たり
カロリー 約164kcal
食物繊維 4.2g
ビタミンB1:0.21mg
ビタミンC:33mg栗
カリウム:420mg
糖質:32.7g
栗は、ビタミンC、マンガン、カリウム、ビタミンB1、銅などのミネラルが豊富です。アーモンドやクルミなどの他の種子類に比べると、脂質がとても少ないです。
白米100gは168kcal、軽く1膳の140gは235kcal
同じ秋が旬のサツマイモ、焼き芋100gは163kcal
カロリーだけでみると、栗は白米、さつまいもと同等なんです。カロリーは普通にありますね。
栗1粒あたりは約15~22g。6~7個で100gとなります。7個食べる約と約そのため、やはり食べ過ぎはカロリーオーバーとなるので、1日数個程度にしておいたほうがよさそうです。
栗の渋皮にタンニンが含まれています。タンニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。タンニンは鉄分の吸収を阻害するため、気になる方は渋皮を食べないほうがよいでしょう。
栗の産地
栗の主な産地は、茨城県、熊本県、愛媛県、岐阜県、埼玉県。その中でも茨城県は、全体の3割弱。トップ5で全国の6割を占めています。収穫量のベスト10入りしている長野県小布施町の栗は全国的にも有名です。栗のお菓子を作っている小布施堂、竹風堂、桜井甘精堂などがあります。
栗の選び方
表面に光沢と張りがあり、丸みをおびているもの
スーパーなどで栗を選ぶときは、表面の鬼皮が硬く、つやつやした光沢があるものを選びましょう。平たい形よりも、ふっくらとした丸みがあるものがおすすめです。虫食いや傷がないものを選んでくださいね。
ずっしりと重みがあるもの
収穫から時間が経つと実が乾燥により痩せて軽くなります。手にもって重みを感じられるもの野の方が、収穫から時間が経っていないため新鮮です。
それでは旬の生栗を使った栗ごはんの作り方を紹介します
栗ごはんのレシピ
2合分
栗 15~20個
米 2合
Aみりん 大さじ2
A料理酒 大さじ2
A塩 小さじ1
だし昆布 5cm角ほど
いろどり用の黒ゴマ
下準備
栗の鬼皮・渋皮のむきます。40~50℃のお湯に20~30分漬けて鬼皮を柔らかくしておきます。
栗の鬼皮は固くて切りにくいです。包丁で手を切らないように注意してむきましょう。鬼皮のむき方は、お尻の部分を切り落としてから、側面の皮をむきます。鬼皮をとった後、渋皮は栗の表面に沿うように包丁をいれていきます。
渋皮をむいた栗は好みの大きさに切ります。5個ほどは切らずに炊くと、見た目が豪華になるのででおすすめですよ。
①米2合をといで炊飯器に入れる
②Aを炊飯器にれメモリの水分量まで水をいれて軽く混ぜる。米の上に、だし昆布と切った栗をおき炊飯する
炊飯器の機能にもよりますが、普通炊きで大丈夫でした。普通炊きで大丈夫だったのは、栗を小さめに切ったからかもしれません。お使いの炊飯器の説明書を見てくださいね。
生栗の皮をむくのは力技になったり、指をケガする危険もあり大変ですよね。そんなときに役立つのが、栗の皮むき器です。
栗ごはんをもっと簡単に作るアイテム
栗料理を楽に作るアイテムが、栗の皮むき器。栗のシーズンしか使いませんが、鬼皮をむいたことがある人は、きっと一度は購入を検討されたことがあるかと思います。ロングセラー商品はたくさんありますが、メジャーなのが以下の2商品
・栗くり坊主2 日本製 諏訪田製作所
・栗の皮むき器 貝印
こちらの商品、秋しか売れないそうですが、プロの愛用品とのこと。栗の皮をむいてケガをしてしまってはせっかくできた栗ご飯も美味しさが半減していまします。安全に安心に栗料理を作りたい方におすすめです。できたての栗ごはんはとても美味しいです。手軽に栗をむいて秋の味覚を楽しみましょう。
コメント