寒い季節にほっくりあたたまる 長芋人気レシピ

長芋は冬が旬の食材です。すりおろすと粘りが出て、オクラ・モロヘイヤなどのネバネバな食材とともに人気があります。長芋を使った料理としては、とろろ汁、和え物、ステーキ、お好み焼にいれるなどいろいろあります。今回は、そんな長芋の種類、栄養、人気の簡単レシピをお伝えします。

長芋の種類

長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属の一種です。ヤマノイモ科には、たくさんの種類があります。ヤマノイモ科でよく知られている種類は、「大和芋」「自然薯」「いちょう芋」「長芋」など。一般的に「山芋(ヤマイモ、ヤマノイモ)」と呼ばれているのは、ヤマノイモ科全体のこと。山芋という品種がありません。では、

長芋が属するヤマノイモ科の種類

長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモ種の一種。ヤマノイモ科には、他に、ヤマノイモ種、ダイジョ種があります。ナガイモ種の中には、「いちょう芋」「大和芋」があります。ヤマノイモ科の「自然薯」、ダイジョ種の「つくね芋」「ため芋」があります。

栄養価に大きく違いはないようです。違いがあるのは、粘り。山芋は、粘りが強いのに対し、長芋は粘り気が少ないです。すりおろすと、長芋はさらっとしているのに対し、山芋はきめの細かいとろりとした食感があります。

長芋の粘りが体によいといわれる理由

長芋の粘り気には、たんぱく質分解酵素のジアスターゼが含まれています。肉や魚と一緒に食べると消化を助けてくれます。また、胃腸が弱いときに食べると胃腸をサポートしてくれます。

長芋のかゆみ

長芋を料理で使うとかかゆみを感じたことはありませんか?
すりおろすために皮をピーラーでむジアスターゼくと大体手の一部がかゆくなるのが困りごとでした。

このかゆみの原因は、皮の近くに多くふくまれる「シュウ酸カルシウム」という成分。この成分が皮膚を刺激してかゆみを引き起こします。

せっかくおいしい長芋もかゆみがあっては美味しさも半減してしまいす。それではどのようにしたらかゆみを発生させないようにするのでしょうか?かゆみの予防策は3つあります。

1、皮を厚めにむく
2、冷凍する
3、調理前、酢水に手をつける

1、皮を厚めにむく
かゆみの原因のシュウ酸カルシウムは皮の近くにあるので、皮を厚めにむくことでかゆみをおさえることができます

2、冷凍する
長芋を冷凍すると、シュウ酸カルシウムのとがった部分がおれて、かゆみがおさえられます。冷凍した長芋はすりおろすことができるので、とろろを作る際におすすめです。

3、調理前、酢水に手をつける
かゆみの原因のシュウ酸カルシウムは酸に弱いため、あらかじめ酢水に手をつけておくとかゆくなりにくいです。

長芋のレシピ

こんがり焼いて中はホクホク、すりおろしてろとろろにしたりと長芋は色々な活用ができます

すりおろしたとろろはホワイトソースの代わりにもなります。白みそと長いものとろみを使った和風グラタンなど様々なメニューがあります。長芋のレシピはたくさんあります。一例として

・味噌汁
・チーズ焼き
・梅和え
・お好み焼き
・サラダ

今回ご紹介する長芋のグリル焼きは、魚焼きグリルやオーブンにお任せできる簡単レシピ。メイン料理を作また、っている間に準備すれば手間はほとんどかかりません。また、面倒な皮むきはしませんのでかゆみがでにくいレシピですので、ぜひお試しください。

長芋のグリル焼き 簡単レシピ

材料

長芋 300g
塩コショウ 少々

①長芋をタワシで水洗いして、汚れを落とす
1~2㎝の好みの厚さにカットする。
②魚焼きグリルにアルミホイルをしき、長芋を並べて焦げ目がつくまで焼く。焦げ目がついたら裏返して焦げ目がつくまで焼く。皿にもって塩コショウをして出来上がり

焼時間は片面5分ぐらいですが、焼時間はお手持ちのグリルと相談してくださいね

ポイント

長芋は分厚く2㎝に切ると、中はホクホク。ただし、焼時間が長くなります。薄めの1センチだと、さっくりとして、ホクホク感は少ないです。おすすめの厚さは食べごたえと見栄えする2㎝の分厚いめですが、自分好みの厚さを見つけでくださいね!
皮の近くに栄養があるので皮がむきません。ひげ根は、コンロの火で焼ききってください。火には注意してくださいね。気になる方は、皮を剥いてからやいても大丈夫です。

ナガイモのグリル焼き ポイント

塩コショウのシンプルな味付けですが、塩コショウ以外には、だし醤油、めんつゆ、ポン酢も美味しく、かつお節をかけることで旨みがまします。長芋のあっさりした味わいがどんな味付けにも調和し、美味しく出来上がります。ガスコンロを使わずグリルを使うことで、他の料理が作りやすいですよ。

まとめ

寒い時期においしい長芋。今回は最も簡単なグリル焼きを紹介しました。秋の味覚がたくさんあって、何を食べても美味しい季節ですね。消化に大忙しの胃腸を助ける意味でも、長芋は日常に取り入れたい食材です。スーパーで長芋をみかけたらぜひ作ってみてくださいね!

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